空高く舞い上がる風船!
青空に濃いピンク、きれいなコントラスト。非日常的な風景。
休日の青山通りにて。
ブノワで開催されているアラン・デュカスプロデュースの食イベント
「フードフランス」。
今回はバスクのシェフが来日と聞いて、思い切ってランチに出かけました。
お天気もよく、都会の景色が一望出来るダイニングにて、ちょっと贅沢なランチの始まりです。
まずはローランペリエで乾杯。アミューズは、生ハムとお芋のチップス。ディップ添え。
前菜は、「ポーチドエッグのピペラードジュレ寄せ、オニオン風味のムイエット、ウナギの薫製」。
鮮やかなグリーンのペピラードジュレの中にはまったりしたポーチドエッグ。
そしてスモーキーなウナギの燻製がよいアクセント。シャンパンとの相性もバッチリ。
「塩鱈とベトラーヴ/タマリンド、マロンのヴェルーテ、エスペレット唐辛子、冬野菜」
鱈はビーツの赤ソースをまとい、3種のソースもグリーン、茶、ベージュと色鮮やか。鱈の塩味とソースの甘みが合わさると、とても複雑な味わいになります。
食べ終わった後の皿は、美しい色のソースが混ざり合い、まるで春をイメージしたパレットのよう。。本当にきれいでした。
「農家産地鶏のイカスミ風味、小イカのサフランマリネ、ハースニップのピュレ添え」
ボイルされたブレス鶏がまとっているのは真っ黒なイカ墨ソース。サフランで黄色く色づいたイカの中には自家製のやわらかいソーセージ。色といい、食材といい、組み合わせの発想がすごい。見た目の斬新さとは裏腹に、口に入れるとすんなりと受け入れやすい美味しさ。目で見て楽しい、食べて美味しい、という感じです。
「林檎のオーブン焼き、クルミのシブーストと冷製コンソメ」
こちらは、軽くやさしい色遣い通りの味でした。デザートは別腹と言うまでもなく、するすると入っていく感じ。
最後、ミニャルディーズはフィナンシェにダックワーズと結構ボリュームがあったのですが、ひんやりとしたアイスが添えられているので、こちらもパクパクっと。
今回、とにかく印象に残ったのは、料理の「色」。
鮮やかな緑の前菜に始まり、赤や黒・・・・・まるで予想もしない色の料理が次々と出てくるのでかなりインパクトがありました。フレンチの場合、まず見た目の繊細さに感動することが多いけれど、色の組み合わせに感動するのって初めてかも。もちろん味のほうもどれも美味しく、お腹も心も満たされたランチでした。
最後にシェフのセドリック ベシャドさんが挨拶に来てくれたんだけど・・・・・またまたびっくり、超イケメンシェフ!感動も倍増です(笑)。こんな素敵な方がこの芸術的な料理を生み出しているのね。。天に二物を与えられたって感じ。
彼はバスクの人気オーベルジュ、その名も
「オーベルジュ・バスク」のオーナーシェフ。
今年の夏こそはバスク旅行へ行こうとしている私たち、「9月に泊まりに行きます!!」と宣言して帰ってきました(笑)。
「食材的にも気候的にも一番いい季節だよ。」とニッコリ微笑むシェフ。ええ、もうオーベルジュ・バスク行きます、絶対に。