青山の桜はもう満開!昨日は8分咲きだと思っていたのに。本当にあっという間。
そして、そんな満開の桜の夜に期間限定の
「おうちカフェ」がオープン。私はお久しぶりのおうちカフェ。今夜はyukaさんと一緒に。
おうちカフェ家主の
笠井さんから事前にいただいたメールには、こんな文章が綴られていました。
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弥生(3月)は、千葉の農家さんの朝どり有機野菜、しなのやさんのおいしい大山鶏、家主の叔父が渥美半島から送ってくれたワカメ、ひじき、甘夏、を使った御夕飯となりました。
“ココロとカラダにやさしい、おいしい”をひとつのコンセプトとしてきたおうちカフェは、今月でひとつの大きな節目を迎えます。最後は何を作ろうかとずっと考えていましたが、この一年をふりかえってでてきたのは感謝の気持ちばかりで、それを伝えられるようなごはんが作りたいと思いました。
今のカラダが一番必要とする旬の食材を使った、日本人のカラダに一番やさしい昔ながらのおばんざい。こうして予約をしてまでいらして下さるお客さまへの感謝の気持ちをこめて、“ありがとうのおうちごはん”を作らせていただきます。
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こんなメールを下さるかたのごはんが楽しみでない人なんていないですよね(笑)。
お店の階段を下りると、おうちカフェの皆さんがいつもの温かい笑顔で迎えて下さいました。いつものように、ちゃんとお品書きも用意されていて。ますます楽しみ。
私たちはコースごはん以外に、ビールのお供にしゅうこさん特製砂肝のおつまみも。
弥生のおうちごはん
"たのしいごはんがいいごはん"
口福のはじまり
「ありがとうの一皿」
旬の恵みとおうちの常備菜
「春のおろし和え、よろずじゃこ、自家製干し大根の煮物」
おうちの旬おかず
「手羽元と新じゃがの自家製マーマレード煮込み」
愛情結び
「おにぎり、お味噌汁、お漬物」
あとちょっとだけ、の口福
「桜あんに気持ちを込めて」
材料選びから、それぞれじっくり吟味された体に美味しいもの。おうちカフェのおかずは笠井さんもおっしゃるとおり家庭の「おばんざい」風。だけど、丁寧さがすごく伝わってくるのです。私の作るおかずとの違いは何なんだろう・・・と考えさせられました。。(ええ、もちろん、全ての段階から違っているのですけど。)
そして、とても可愛らしいひと手間も。人参はちょうちょに、桜あんの皮はハート型に。こんな風に目に見えるひと手間から、目に見えないひと手間まで、誰かのために、手間ひまかけて作られた料理って本当にほんわか温かい。この私の拙い写真からもそれが伝わってくるような・・・。温かい食べ物ばかりではないのに、なぜか冷たい感じがしないのってすごい。実際、笠井さんっていつもニコニコ笑顔が素敵な太陽みたいな人なのです。
ほんと、字は体を表す、ならぬ、料理は体を表す。
そのことを肝に銘じつつ(?)、だけど毎日のことだから気負わずに気持ちを込めてごはんを作れたらいいなぁ。そんな風に気づかせてくれたおうちカフェに感謝しつつ。そしてまたいつかおうちカフェに帰れる日を楽しみにしつつ。ごちそうさまでした!