昨日に引き続き、快晴の朝!清々しく起きると、美味しいごはんが待っている幸せ。新鮮な野菜料理満載の朝食プレートに、野菜ごろごろのスープ、フルーツたっぷりヨーグルト、手作りパンに手作りジャム。
温かいスープを口に入れた時、木のスプーンっていいな・・・と思った。この白い大きなプレートは、昨日アトリエにお邪魔した石川若彦さんのもの。
全てが贅沢だなぁ、という感じ。
すっかり居心地がよくて、ダイニングへは一番乗りだったはずなのに、ようやく席を立つ時には結局一番最後のお客さんとなっていた私たち。ここは、朝も夜も気持ちのいい空間でした。
外に出ると、キーンと冷える空気。足元には立派な霜柱がニョキニョキと。。ペンションの隣りにある
KINTA STUDIO(益子では、KINTAさんの鉄のオブジェをあちこちで見かけます)をちらっとのぞき見(笑)してから、車で出発。
まず最初に向かったのは、
ひょうたんの灯りルーム。
こちらもご自宅兼アトリエになっていて、自宅の方に声をかけると、快くアトリエを開けて下さる。すると、生活感のある自宅空間から一変、薄暗いアトリエは色とりどりの仄かな灯りと影がチラチラと揺れる、非日常なランプの世界・・・・・
本物のひょうたんを使っているので大きさも様々、模様も様々、2つと同じものは無いので、見れば見るほど迷う感じ。(→ これは、ペンションの部屋にあったランプ。)
みっちゃん、迷いに迷って可愛らしいランプをお買い上げ。
お次は、森の中の(?)可愛いパン屋さん、
「pain de musha musha(パン ド ムシャムシャ)」。
焼き立てのくるみパンやキッシュなど、それぞれ思い思いのものを買った後、車内いっぱいに広がる美味しい匂いに勝てず、文字通りみんなで早速ムシャムシャ(笑)。
昨日の夕食でお世話になった
陶知庵さんへ再び。今日は器探し。こちらのお店のトレードマークであるブルーの器から、やはりそれぞれ思い思いのものをお買い上げ。ご主人は今日も親切。
さて、ようやく益子のメインストリートへ。ここからは車を停めて、歩いて散策。気になるお店で立ち止まりつつ、一通りのお店をチェック。その中でも若手の作家さんの器を中心に置いている
G+OO(ジープラスツーノウツ)で、スリップウェアという独特の柄の陶器に注目。英国の伝統的な陶器の一種だそう。益子でも何人もの作家さんが手がけていて、ちょうどタイミングよく益子陶芸美術館でも展示がおこなわれているところでした。
結局私たちは伊藤丈浩さんの作品で、それぞれ小皿や角皿、コーヒーカップなどを購入。ちょっと北欧陶器にも通じるような、モダンなデザイン。色合いも特に今の時期にはぴったりな雰囲気。
それにしても皆、思いのほか器探しに熱中しました。何十分も同じ作品を手にとっては迷う人、やはりさっきのあの器が欲しい!と、引き返す人(笑)。さすがは陶器の町だね。
事前知識がほとんど無い分、先入観なく自分のお気に入りの作家さんを見つける楽しみもあり。ryokoが買ったお茶碗もモダンで素敵だったし、みっちゃんが最後に石川若彦さんのアトリエを再訪して買った、まっ白い陶器のランプシェード、あれも本当に可愛かった。一見ものすごくシンプルなんだけど、でも規格品でない、手作りのランプシェードだなんてカッコ良過ぎ。私も買えばよかった・・・とちょっぴり後悔?!(笑)
そんな感じですっかり買い物に夢中になってしまったので、ランチタイムも逃してしまい、こうなったらあえて空腹を抱えたまま宇都宮まで、今回の旅は餃子でシメじゃ!と意気込んで乗り込むも、人気店の
みんみんや
正嗣は予想以上の長蛇の列・・・・・途端にひるむ。寒空の下、その行列に並ぶ気力も体力もすでになし。
が、そんな私たち向けにぴったりの餃子スポット
「来らっせ」発見。宇都宮餃子会が運営する店で、宇都宮の餃子店27軒の味を日替わりで9種類も味わえるのだ。値段は多少割高感があるものの、並ばずして各店の味を一度に食べ比べられるというお手軽感が初心者向け(笑)。早速各店舗の餃子を全て(!)オーダー。「頼み過ぎ?」なんて最初の心配は全く無用で、ビールやライスをお供に4人であっという間に平らげ、さらに気に入った餃子は追加オーダー。お腹いっぱい食べて、もう思い残すことはなし!!こうして今回の旅は、餃子尽くしでグランドフィナーレを迎えたのでした。
最後におまけ。今回のお買いもの。
伊藤丈浩さんのスリップウェア小皿:益子陶芸美術館 これが噂の(?!)スリップウェア。
小さな花の箸置き:
STARNET すでに葉っぱと梅も持ってます。極小ゆえに可愛い。
青い器:陶知庵 何気におまけでもらった小鉢のほうが現在我が家で活躍中・・
ブルキナファソの籠:G+OO(ジープラスツーノウツ) なぜか益子でカゴを買ってしまう。
今まで近場の一泊旅行というと、ついつい伊豆箱根方面へ流れがちだったけど、今回の益子は初めて訪れるという新鮮さと、興味のあるスポットの多さに、かなり楽しめてしまった。今回も「また来よう!」という声が何度も上がったほど。栃木にはまだ気になるお店がいくつかあるし、今度はまた別の季節にも是非訪れてみたいものです。