今日は楽しみにしていた葉山の
「やまねごはん」さんで開催される
foodmood なかしましほさんのワークショップの日。
とても人気のワークショップで申し込み多数のため抽選だったそうなのですが、ラッキーなことに見事当選されたfumiさんにお誘いいただき、参加することが出来ました。
foodmoodさんは、ごはんのようなおやつのお店。「食べたときにおなかだけでなく、こころも満足できるようなおやつを」というコンセプトで、体と心にやさしいお菓子を作られています。
・・・・・お恥ずかしながら、私はfumiさんからこのワークショップに誘われるまで、foodmoodさんを知りませんでした。
ネット販売中心のお店ですが、fumiさん曰く、販売日には「どれにしようかな・・・」と迷っている間に瞬く間に売り切れてしまうのだとか。うーん、どんなお菓子なんだろう?とても気になります。
バスに乗って逗子から葉山へ。お天気もよくて、なんだか遠足気分。
バスで一緒になった方もワークショップに参加されるとのこと。foodmoodさんの大ファンだそうで、実は私、まだ食べたことが無いんですと言うと、「えぇっ!」と、ものすごく驚かれてしまいました。。
そして緑豊かな山々に囲まれた「やまねごはん」さんに到着。
皆さんもうお揃いで、まずは自己紹介から。参加者の方は、foodmoodさんのレシピを熱心に研究されている方やネット販売・イベントの常連さんばかり。後から知りましたが、遠くは山形や大阪から参加された方もいらっしゃったとか。こ、こんなところに私が来てしまってよかったんだろうか・・・有り難さと申し訳なさで複雑な気持ち。。
・・・ですが、最後に自己紹介された方のお話が非常に興味深く。
「私はお菓子が大好きなんです。もう昔から。だけど、歳を取るにつれて、胃にもたれてくるようになりました。でも大好きだから食べたいんです。それで、foodmoodさんのレシピに出合って、これなら体によさそうと思ったわけです。早速作ってみたら、とても美味しいし、なにしろいっぱい食べても胃に全然もたれなかったんです。」と。
すごく心惹かれるエピソードでした。
そんな中、早速講習スタート。まずはシフォンケーキ作り。
しほさんの穏やかで優しい語り口や、ほどよいペースに自然と空気も和み、私もリラックスして参加。
こちらは厳選された材料の数々→
卵は
レインボーファミリーさん、バターの代わりに使うなたね油は
平出油屋さん。どちらもまず色にびっくり。
卵の黄身は本当に黄色。最近よく見る濃いオレンジ色の黄身は、着色された餌を食べさせている場合も多いんですって。本来の卵の色ってこれなんだなぁと思い出させてくれる色です。
一方、平出油屋さんのなたね油は、まるで最近の卵のような(笑)濃いオレンジ色。希少な国産の菜種から化学薬品を使わず抽出し、和紙で濾過するという大変手間と時間をかけたもの。
しほさんのレシピは至ってシンプルだけど、作り方のコツの全てを伝授して下さるかのように、丁寧に丁寧に教えて下さいました。
ふわっふわのレモンシフォンケーキの完成!
お次はクッキー。
一人一つずつボウルを渡され、先生のデモンストレーションの後はドキドキの実習です。
材料は、小麦粉、全粒粉、てんさい糖、塩、なたね油。お菓子作りの計量の時に感じる罪悪感はまったくありません(笑)。
そして、胡麻、アーモンド、胡桃、カレンツ、ポピーシード、チョコレートなど、ずらりと並べられたトッピングから自分の好きなものをチョイス。皆、思い思いのものを組み合わせていました。私は胡桃とチョコとカレンツの欲張りトッピング(笑)。
手できゅきゅっと成形して、オーブンへ。そして待つこと数十分。焼きあがったのが一番最初の写真です。皆で味比べをしたりして、とても楽しい時間でした。
それから、クッキーが焼きあがるまでの間にいただいた、しほさんお手製のレモンシフォンケーキとチョコレートビスコッティ。やまねごはんさんのお庭で摘んだハーブティとともに。
しゅわしゅわと口どけのよいシフォンケーキに一同うっとり。ビスコッティも味わい深くどちらも本当に美味。正直「ごはんのようなおやつ」と聞いて、甘さ控えめの、いかにも体によさそう〜な味のするお菓子なのかな・・・なんて思ってしまっていたんだけど、実際食べてみると、そんな背景も分からないぐらい、違和感の無い美味しいおやつ。(そこにまたちょっと感動。)「体にいいから食べる」のと「美味しいから食べたい」のじゃ全然違いますもんね。
・・・・・とっても有意義な一日だったので、ついつい日記も長くなってしまいました(笑)。
fumiさんも言っていたけど、しほさんの
レシピ本に書かれた一節、「食べたものが、その人になる」という言葉。
食べ手でもあり、主婦として作り手でもある私。自分のために、家族のために、この言葉を常に心の片隅に置きたいなぁと思いました。